「しつけ」0〜2歳のこどもへの基本的コミュニケーション
おつかれさまです。monk13です。
今回は一歩踏み込んで具体的なコミュニケーション方法を整理してみました。
以前、子ども(特に0〜2歳)のしつけに関する考え方についてまとめてみました。詳しくは以下の記事をご参照ください。
以前のまとめたなかでは、
・しつけは必要ない。
・基本しかることはない。
・声かけや親のふるまいを見せることが重要。
と書きました。
当然みなさんは、
「じゃあ普段の生活のなかでは、
具体的にどのように子どもにアプローチしていけばいい??」
となると思います。
なので日常において今一度、意識しておこなうべき声かけや振るまいを
以下にご紹介します。
挨拶、お礼、お詫びの習慣を見せる
「おはよう」「おやすみ」
「いただきます」「ごちそうさま」
「ありがとう」「ごめんなさい」
これらの言葉はコミュニケーションの基本です。
子どもと過ごす日常のなかで、これらの言葉を発する機会は数え切れません。
子どもに対してはもちろん、近隣の人との挨拶もあります。
また子どもが公共の場で騒いだら、
周囲に「すみません」と声かけをしたりもします。
(ここで「したりもします」と記載したのは、しない人も多くいるからです。)
積極的にこれらの言葉や声かけをおこなうことが望ましいです。
乳幼児期には、まだ振るまいそのものをマネできるほど発達していません。
ただしこの時期、無意識下の記憶には多くの情報が刷り込まれやすくなっています。今、自分の使っている言葉や行っている動作を赤ちゃんがしないから、大丈夫というわけではないのです。
将来、発達が進んだときに、無意識下の記憶が子どもの振るまいに大きな影響を与えます。
子どもは、大人を模倣する。
それは、「この瞬間」というだけではなく、「時間経過をともない」ながらを意味します。
楽しい食卓を演出する
心地よい食事体験が、「おいしい」という感覚を子どものなかに醸成していきます。楽しい食卓を重ねることで、こどもの好き嫌いを減らしたり、食欲増進をうながすことが期待できます。
まず第一に、子どもと食事をともにする。
子どもだけが食事をして、保護者はケータイ・テレビ。では話になりません。保護者とともいる安心感や居心地のよさが、食事体験と重なることが必要なのです。
子どもとともに保護者は食事をしたり、「おいしいね」といった声かけをすることを勧めます。
また子どもの食事をゆったりと保護者は見守りながら、「いただきます」「ごちそうさま」といった習慣を見せることも大切です。
最後に忘れてはならないので、親自身が「おいしい」「食事の時間に感謝」という感覚をもって食事することです。親の感情は子どもに伝染していきます。
乳幼児期の子どもは、保護者の顔色を非常によく観察しており、まねすること(模倣・共鳴動作)や、周囲の人の感情に同調しようとするといった乳幼児の特徴(情動感染)が、この心理学的根拠としてあげられます。
お風呂に入って、機嫌よく寝る
きれいになって心地よい感覚にしてもらう体験は、ひとや物を大切にする心を生み出します。
スキンシップをしながら、子どもの体を洗ってあげることで、こどもはお風呂体験を楽しみ、肯定的にとらえていくます。やはりここでも、親自身がお風呂を気持ちいいと感じることでよりよい効果が期待できます。
お風呂後は、機嫌よく子どもが眠れるように環境をつくってあげてください。
そして、保護者自身がゆったりとした気持ちで寝かしつけをしましょう。
たしかに、子どもが寝てくれれば時間や余裕が生まれます。
こなさなければならない家事を考えると「早く寝てほしい」と焦ってしまいでしょう。しかしその焦燥感は子ども自身の眠りを促進しません。
子どもが眠るには、リラックスが不可欠です。
彼らのリラックスのためには、保護者側もリラックスすることが理想的であることは、先に述べた情動感染が背景にあります。
上記したことは本当に基本的なことです。
「それだけ??」と拍子抜けされたかもしれません。
ただ注意してください。
日常で我々が無意識的に何度も繰り返すこれらの振るまいは、いざ意識してみると、できていなかったり、粗雑だったりすることがあります。
ぜひ見直してみてください。
工夫・改善できる点はすくなからず見つかると思います。
ではでは。