monk13’s blog

個人的な雑記帳です。うそ書いてたら指摘してくださいませ。

「しつけ」0〜2歳のこどもをしかるとき(しかる方法としかるべきケースって。)

お疲れ様です。
褒められてもあまり伸びないタイプ。monk13です。
 
今回はしかる方法に関して整理してます。
 
このあいだ「0〜2歳のあいだは基本しかる必要なし」って記事を書きました。

 

monk13.hatenablog.com

 とはいっても、一方で「しからない」って現実的じゃないとも考えます。

「いたしかたない。。しからななるまい。。」
と思うケースは、日常で頻繁に遭遇するはずですので。
 
なので今回は、
  • しかる場合って、どういう方法が適切なのだ?
  • てかそもそも、こどもをしかるべき場合っていつ?

といった観点で整理してみます。

 

まず前提を確認。(これはお忘れなく)

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何回言うかね。となりますが、
子ども(0〜2歳)は基本的にしつけを必要としません。
その変わりに「積極的な声かけ」と「親自身の振るまいを見せる」ことが大切です。
ただし、
日常のなかでは、しからざるを得ない状況にどうしても遭遇します。
公共の場で過度に騒いだり、子ども自身に危険が及ぶケースには、
しかる必要がでてくるでしょう。
 
そんなときは具体的にどのように振るまうのが適切か。を
いくつかのケースに分けて以下に整理しようと思います。
 

しかる時のマインドセット。基本的な考え方。

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子ども(0〜2歳程度)をしかるときは、とくに以下の3つを意識しましょう。
  1. その場ではっきり伝える
  2. 感情をこめる(感情的という意味ではない)
  3. 理由を伝える
 1.その場ではっきり伝える
まだ記憶力が発展途上のこども(0〜2歳程度)にたいして、
「さっきのあの事について、いけないことだよ。。。」
と注意をしても効果は薄いです。
 
しかることが必要なその場で、
その状況や行動と「しかる」ことを結びつける必要があります。 
また理解力を子どもは身につきはじめたばかりです。
 大人に対してつかう曖昧な表現や婉曲的な表現は通じません。
「だめ」「危ない」「やめて」とはっきり端的に伝えることが望ましいです。
 
 2.感情をこめる(感情的という意味ではない)  
表情や声に感情をこめるようにしましょう。
こどもは、周囲の人々の情動(感情)の変化を敏感に察知します。
 
一方で注意すべきは、感情的にならないことです。
「感情をこめる」ことと「感情的になる」ことはまるで異なります。
 
 「感情をこめる」
思いやり(子どもや迷惑をかけている人に対する)の気持ち
「感情的になる」
怒り・不満(自分の思い通りにならないことへ)の感情
 
どうしても「しかる」という言葉は、
怒る・怒鳴る・いきりたつといった感情的なものと同一視されがちです。
しかし、これは混同であり間違いです。
 

 「しかる」とは、

考えや振るまいをただすこと、注意すること、改善することです。
そこには感情的なニュアンスはありません。 
 
感情をコントロールすることは容易ではありません。
だからこそ、しかる時は落ち着いて行動にうつすことが重要です。 
相手を尊重し、思いやりを背景としてしからなければなりません。
これは、子どもだけでなく万人に対して言えることでしょうが。
 
しかる前には、一旦「深呼吸」でリラックスを。
 
3.理由を伝える
 "理解力を子どもは身につきはじめたばかりです。“
と先に記載しましたが、理解力がまったくないわけではありません。
 
「理由も説明もなく、注意される」ということは
大人と同様に、子どもの精神衛生によい影響をあたえません。
 「周りの人が困っちゃうから」
「昨日、オモチャかったばかりでしょ」といった理由は、
きちんと説明し子どもにつたえましょう。  
 

しかるべきケース1_危ないことをしたとき 

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子ども自身に危険がおよぶような行為をしたときは、しかるべきでしょう。 
その場で「これは危ない」と毅然とした態度で伝えます。
一度だけで理解することはむずかしいですので、
根気強く繰り返し伝えることをあらかじめ心得ておきましょう。
 
また、ただ声をかけるだけではなく、
行動で表現して子どもに伝えていくこともできます。
保護者が抱き上げて危険から遠ざけたり、回避してあげることが重要です。
 

しかるべきケース2_おもちゃを子ども同士が取り合いしたとき

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「ダメ」としかることは最小限におさえましょう。
同時に、子どもの気持ちを代弁するかたちで声かけを行いましょう。 
具体的には
「このおもちゃで遊びたかったんだね」
「もう少し待とうね」
これによって子どもが、
"自分の気持ちや相手の気持ちを確認すること"
を知ってきます。
 少しむずかしい言葉でいうと「間主観性の獲得」につながります。

 

しかるべきケース3_公共の場で子どもがぐずったとき

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まずは子どもへの声かけを行い、機嫌をなだめるように努めましょう。
「みんなが迷惑(こまる)するから、ここでは静かにしようね」
「もう少し待とうね」
 と伝えながら親自身も静かに過ごす。
 
 とは言っても、すぐに思い通りに静かにならないことのほうが多いかもしれません。
それは
「子どもが愚かだから」
「保護者のしつけがなっていないから」では決してないです。
誰もしが体験することです。
 
このとき子どもが静かにならず状況が改善されないことで、
過度にプレッシャーやストレスを保護者は感じてしまいがちです。
これは極力避けるべき事態です。 
少々あらっぽいですが、そもそものマインドセット(考えかた)として
「子どもは騒ぐものであり、周囲はそれを受容するべきである」
と腹をくくってしまうのもひとつです。
 
プレッシャーやストレスで負荷がかかり結果として、
それが子どもにぶつけられる。
保護者自身が押しつぶされる。
といったことに結びつく悲劇は避けられるべきですので。
 
 一点注意すべきは、
「子どもが騒ぐことは、無条件に周囲に許容される」
といった誤解はしないようにお願いします。 
まず、保護者は子どもが機嫌を直し、静かになるように努めるべきです。
その上で、どうにもならない場合にそれを周囲は許容すべきです。
親子と周囲がお互いに思いやることが、あるべき姿です。 
保護者は自身がなすべきことをおこなったうえで、
「だってしょうがないじゃない」と許してもらいましょう。 
もちろん、その場から移動して騒いでもいい環境に連れていくことも
ひとつの手段です。
子どもがぐすらないように事前策として、
おもちゃや本を持参し騒がないように先手をうっておくことが懸命です。 
 

しかるべきケース4_歯磨きやお風呂などを嫌がるとき

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無理強いはしないように心がけましょう。
歯磨きは、麦茶やうがいで済ませる。
お風呂は、しぼったタオルで体を拭いてあげる。
といった代替策で対応していくことをおすすめします。
 
好きなキャラクターグッズなどを用意するなど、
子どもの機嫌を整えてからアプローチしてみることで
段階的に改善していくなど工夫が必要です。
 
 
てなかんじで。
「整理してます。」と冒頭に宣言したにもかかわらず、
 冗長な文になってしまい失礼しました。
ではでは。

*1:間主観性とは相手にも気持ちがあることを知る。相手の気持ちや意図を読む能力。