monk13’s blog

個人的な雑記帳です。うそ書いてたら指摘してくださいませ。

映画を見た-ウルフ・オブ・ウォールストリート(The Wolf of Wall Street)-

お疲れ様です。

レオ様よりもブラピ派。monk13です。

 

「今日も今日とて、やる気がでない。行動に移せない。」

「なんか頑張れない。ダラダラと日常をすごしちゃってる。。」

みなさんそんな時ありませんか。

てか、"日”ありませんか。

いや、もうそんな”月"ありませんか。

ウルフ・オブ・ウォールストリート(The Wolf of Wall Street)

これは、そんなときに見るとちょうどいい映画です。

 

やる気・元気・いわきがないときに見ると、

「行動せずにはいられない!!!」

となります。かなりエネルギーをもった作品。

 

反対に普通に活力があるときにみると、

エネルギーの過剰摂取で逆にテンションがさがると思います。

精神的に充実した方々はご注意を。

ウルフ・オブ・ウォールストリート [DVD]

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どんな映画。ストーリーは。

ニューヨークのウォールストリートで、デカプリオが証券会社つくってなり上がる話。

カネも権力も持たないデカプリオがすば抜けた話術と奇抜な発想で、

たった4年で約50億まで年収をカチ上げる。

ただ当然、ウルフですので。

法律スレスレどころか違法な手口全開で商売しておりますので。

FBIに目をつけられて。。。

ってなさわりです。

 

いやもう前編にわたって「Fuck」しか言ってねー笑

いや泣けたっす。マジ泣けたっす。

放送禁止用語なんて気にしないフリースタイル具体にマジ泣けたっす。

劇中に506回の「Fuck」は最多だそうで、

公開時にはかんなりニュースに取り上げられてたみたいですね。

www.slate.com

 

でも中身もあるんです。

まぁたしかに基本、

酒、タバコ、ドラッグ、セックス、札束の応酬ですが。。。

下劣な物事しか写りませんが。。。

(性的なことだけじゃなくて、品性的な点で下劣なことが満載)

 

映画を見ると意味がわかない活力がわく。

品性なんてクソ食らえとばかりに、

人間の欲望むきだしでデカプリオはじめ登場人物たちは行動してきます。

下劣が極まって、結果もう清々しくてカッコイイのです。

 

ここまで、物質主義、消費主義、刹那主義で振る舞われると圧倒されます。

めちゃめちゃエネルギー溢れる人を見て触発されるんですね。

人間って。(いや私だけかな。)

 

・勇気づけられる

・元気付けられる

・励まされる

どれもこの映画の効果には当てはまらないです。

 

わたしはこの映画に

・触発される

・啓発される

・欲望を刺激される

 

自分の内側にある黒めのモノがウズく感じ。

すごくうまい自己啓発セミナーを受けた後の感覚にちかい。

映画終わりで「入会しません?」って言われたら、

従っちゃいそうな感覚を身体全体に帯びます。

 

コカインみたいな映画。資本主義のドラッグ 的一面。

繰り返しなって申し訳ございません。

この映画みるとめちゃめちゃテンション上がって、

興奮状態、覚醒した感じなります。

 

これってコカインとか覚せい剤みたいだな〜

とふと感じました。

(言わずもがな。ドラッグ等は私、未経験です。そして反対派です!!)

あくまで推論ベースのアナロジーですが。

 

倫理・モラルなんて蹴飛ばして、ひたすら金(快楽)を求める。

やっぱし人間はどっかに「この映画のような振る舞いをしてみたい」って

願望を隠し持ってるんじゃないかなーと思います。

少なくとも、私のなかにはあります。

 

「ドラッグはいらないな~」と思いつつ、金に物言わせて贅沢を極めてはみたい。

一回あじわってはみたいなぁと思ってしまいます。

 

デカプリオは、目的を実現するために、

手段を選ばず、あらゆる方法を使って、ひたすら金を稼いだ。

そして望みを叶えて、欲しいものを手に入れ続けた。

突き落とされても、這い上がる。

奪われても、取り返す。

なくなったら、また手に入れる。

性欲、食欲、快楽欲、征服欲、なんでも全開。

やっぱいわゆる「人でなしロクでなし」だから「ほんと最低だな」と思う。

ただ一方で、デカプリオを断罪できない自分がいます。

 

だってデカプリオは、行動してほしいものを手に入れているから。

それが現代のパラダイム〜資本主義の競争原理〜の中で

良しとされていること、尊ばれること、すべきことだと扱われているわけで。

 

資本主義って、精神にアクセスするドラッグみたいな一面があるかも。

と考えました。

 

絶対ダメ。コカイン。ヘロイン。その他薬物は絶対ダメ!!!

快楽を求めることってすごくシンプルで原理的な衝動だけど、

それを追求していくと、途中で超えちゃいけないラインを踏んじゃう。

 

イケイケのディカプリオは、やっぱエネルギー感じるし、啓発されちゃいますが。

「俺はなんで映画なんて観てるんだ?!今すぐ動かなきゃ!!」

って無意味にブラウン管の前で立ち上がりました。

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でも、ドラッグはやっぱダメです。絶対ダメです。

そんなものに頼らなくても、人は幸せになれます。

たぶん瞑想とかで(棒)。

 

映画通して、デカプリオが安息している描写ってないんですよ。

資本主義やドラッグってハイ(high)にはなれるけど、

一方でゆったりとしたリラックスはできないんです。

 

この映画は、

ドラッグ的な高揚感を疑似体験できる。

そして同時にその高揚感の薄っぺらさ、はかなさ、実存性の無さも感じれる。

お得な作品です。

 

そう考えるとドラッグよりも映画ってはるかにいいもんだなぁ。

映画みましょ!!そうしましょ!!

 

ではでは。また。