「しつけ」をするときに知っておきたいこと4つ
おつかれさまです。
気持ちは13歳。monk13です。
しつけに関して友人と話す機会があったので、調べてみました。
ざっくりまとめると、
・基本的に「しつけ」は0〜2歳までは必要なし。
・公共の場や危険なときの限られたケースにおいて、しかる必要がある。
・0〜2歳までの期間は声かけや親の習慣を見せることに努める。
・3歳程度から理解力が備わってきたら、理由を含めて説明をし、きちんとしかっていく。
です。
おもに参考にしたのは「AERA with Baby (アエラ ウィズ ベビー)」の特集。
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きっかけ
以前から、いくつかの友人夫妻と話をすると必ずでる話題が「しつけ」でした。
「しつけ」の方法に確信がもてない。
という問題をどの親御さんも持っている印象です。
具体的には、
乳幼児に対して「しかる」タイミングや方法に明確な方針が定まっていない。
「これであってるのかなぁ」
「これでいいのかなぁ」
「全然いうことを聞かない」
といった不安を常に持っている。とのことでした。
これをうけて「しかり方の正攻法ってある?」という疑問がうかんだわけです。
てなわけでパラグラフを分けていくつか整理してみます。
0〜2歳までは何かを教えたり、しつける必要は基本なし。
自分で育つ力を乳幼児は備えているので、
自然に環境へアプローチして、子どもは成長していく。
過度に親がしかってしまい、そのアプローチが消極的になることは避けるべきである。
発達心理学でかんがえると0〜2歳の期間は、以下を達成する時期である。
- 保護者との愛着形成
- 自尊感情や自己肯定感の獲得
これらが優先されるため、しかることは可能な限り回避したほうがよい。
学びの原動力である子どもの好奇心、これを満たせる環境を整備する。
前述したように、こどもは自ら学び育つ力をもっている。
しかしそれは「こどもを放置してよい」という意味ではもちろんない。
親や環境(周囲の人、文字通りの物理的な環境)と接触することで
子どもは成長していく。
積極的に環境へ子どもがアクセスできるように、よい環境を整えることが大切だ。
親の行動や言動が手本となる。 子どもに見せれるような振る舞いを日々おこなう。
子どもは、親の振る舞いを模倣する。
身体的な遺伝はたしかにある。
ただそれとは別に、コミュニケーションによる遺伝が日々を通して発生している。
「自分の言動・行動は、いずれ子どもが同様におこなうことになる」
と意識して、望ましいアクションをとるべきである。
どうしてもしかる必要があるときは、大きな声で、はっきりと『だめ』
本来しかる機会はほとんどないはず。
ただし、公共の場や、赤ちゃん自身に危険が及ぶケースには、
どうしてもしかる必要がでてくる。
その場合は、感情をこめてはっきり「だめ」と伝える。
理由もしっかり伝える。
認知発達の観点でみれば、説明を大人とおなじように理解するほどに
0〜2歳の子どもは十分に成長していない。
言語的に「なぜ?」と因果関係を理解していく時期は3歳以降である。
因果関係の理解できない時期に、「〜だからダメ」と説明しても効果は薄い。
しかし、
- なんらか理由があることを(分からないまでも)知る
- 無意識レベルでの習慣のすりこみ
といったことを目的として「理由の説明」はすべきである。
この辺については、別の記事でもうちょっと細かく書きましたので、
よければご確認くださいませ。
と概要はこんなところ。
またそれぞれのパラグラフごとに整理したものを書きたいです。
少々おまちくださいませ。
ではでは。また。
*1:大前提として。0〜2歳はあくまで目安です。こどもの発達は個人差によるところが大きいです。発達の度合いを考慮しながら、柔軟に対応してくださいませ。