こどもの食事の考え方(発達段階ごと)
おつかれさまです。
乳幼児教育、随時勉強中。monk13です。
備忘録的に育児情報をまとめております。
今回は食事のとき(3歳程度まで)に、
どのようにふるまうのがよいか。というおはなしです。
食事における”発達に合わせた"こどもとのコミュニケーション方法”
以下のような大まかな発達段階ごとで
1. 授乳時期
2. 味覚の形成着
3. 咀嚼力の獲得時期
どのように対応していくことが適切か。 を説明します。
※もちろん発達には個人差があるので、
各人の発達を深く観察しながら対応が必要です。
1. 授乳時期
食事が母乳・ミルクとなる時期です。
ふるまい方(TODO)
まずは授乳時期にはどのようなふるまいが大切か整理します。
<1>授乳には、十分な時間を確保する。
具体的には、
- スマホやテレビで時間を潰すことを避ける。
- アイコンタクトやこどもの観察をおこなう。
<2>赤ちゃんと一対一でゆっくりと目を合わせる。
具体的には、
- アイコンタクトを行い、笑顔(社会的微笑)の訓練をおこなう。
- 「おなかすいたね」「いっぱい飲んでね」などの声かけをおこなう。
授乳の位置付け(背景)
どうして前述したようなふるまいが大切になるのか。
その根拠となる考え(そもそも授乳がどのようなものか)を見ておきましょう。
こどもの食事の基礎になるものが授乳であり、生活において欠かすことができません。
大まかな考えでいくと、授乳には2つの意味があります。
- 赤ちゃんが、栄養を摂取する不可欠な営み
- 赤ちゃんが、人との信頼関係を築く基本的な営み
これらを意識すると、より適当なコミュニケーションが赤ちゃんとのあいだで
実現できるとおもいます。
こどもは、抱かれることで心と身体を育まみ、
「食べる」ことを生きる原動力として位置付けていきます。
2.味覚の形成期
生後10ヶ月あたり。
離乳食にもなじむと並行して、味覚が発達してきます。
■ふるまい方(TODO)
- 食べさせることには固執しない
→ 子どもの「食べたい」という意欲を尊重する。
- 子どもの気持ちに付き合って気長に経過を見ていく
→ 子どもの自発性をうながすよう。
以下のような声かけで挑戦を即す程度にとどめましょう。
「◯◯だけでもいいよ。たべてごらん。」
「どっちを食べる?」(※選ぶのが好きな時期なので効果的です。)
■好き嫌いの捉え方
好き嫌いがでてくるのは、味覚の発達の証としてこころよく受けいれましょう。
好き嫌いはあって当然と考えておいたほうが、心理的な負担が少なくて済みます。
この時期、もちろん、栄養をバランスよく摂取していくことは重要です。
ただそれと同様に、子どもの気持ちを尊重・承認することが、
彼らの自尊感情や自己肯定感の土台となります。
好き嫌いをするからといって、過度にしかったりしないように注意しましょう。
3.咀嚼力の獲得時期
生後1歳6ヶ月〜2歳ごろです。
口のなかで食べ物を分別できるようになり、意識的に噛むことを行えるようになります。
■ふるまい方(TODO)
- 食事のなかで、積極的に声かけをおこなう。
→ 食材に興味を持たせる ex)「きれいな色のにんじんさんだね」
→ 噛み切ることをうながす ex)「おいしいね。よく噛んでたべようね」
- 否定的な言葉を使わないようにする。おおらかに見守る。
→ 「口のまわりが汚れているよ」「早くたべなさい」
■噛むことの重要性
噛むことで脳が刺激し、よりよい発達へと向かいます。
噛めないこと、飲めないことが、食欲が低下の原因にもなるため、
食事を急がせるのは懸命ではありません。
また、食事中にネガティブな感覚を子どもがもつことも、
同様に食欲低下につながります。
子どもには、リラックスした空間と時間において食事をさせてあげましょう。
最後に
上記の内容を、つねに実行するのは難しいかと思います。
いつだって時間に余裕があるはずはないし、
全然食べなくて栄養がかたよりがちになってしまわないか不安にもなります。
ただ行動を起こすまえに思い出して欲しいのは、
「子どもは、大人とは違う。」
ということです。
自分の言うことを子どもが聞かないのは、子どもがワガママだからではありません。
まだ、この時期の子どもは「他者を受けいれること」を知らないだけです。
自分たちが子どもを受けいれることを通じて、
子どもたちに「他者を受けいれること」を伝えていきましょう。
ちなみに、今回は以下雑誌を参考にまとめております。
ご無理だけはなさらずに。
以上です。ではでは。